台風が来たらゴルフは中止?その判断はいつ?台風とゴルフに関する知識について解説!

今回は、「台風が来たらゴルフはどうなる?」といった疑問について、当記事でお答えしていこうと思います。暑さも和らぎ、スポーツを行うにはベストな季節の「秋」。そこに水を差してくるような日本の気象現象が台風です。「ゴルフを予約してたのに…。」なんて状況も少なくありません。
とても厄介な台風。その台風とは一体なんなのか。大きさが違うとどう変わるのか。危険な台風とはどのようなものなのかなど、台風について詳しく解説。その上で、ゴルフを予約していた時にどう対応すれば良いかなども詳しく説明していきます。

台風とは?

台風とは、北西太平洋および南シナ海に存在し、中心部分の最大風速がおよそ17m/s以上の低気圧(熱帯低気圧)を「台風」と呼びます。気象予報で「台風が熱帯低気圧に変わる」と言うのは最大風速が弱まった場合を指すのです。逆に最大風速が33m/s以上になると国際的に「タイフーン」と呼ばれます。

ちなみに、台風と同じような気象現象に「サイクロン」や「ハリケーン」が挙げられます。サイクロンとはインド洋や赤道より下の南太平洋にあるもの、ハリケーンはユーラシア大陸と北アメリカ大陸を分けるようにある、東経180°より東側、赤道より北にあるものをいいます。

台風とそれに似た気象現象

・台風:北西太平洋および南シナ海に存在し、中心部分の最大風速がおよそ17m/s以上の低気圧
・タイフーン:北西太平洋および南シナ海に存在し、中心部分の最大風速がおよそ33m/s以上の低気圧
・サイクロン:インド洋や南太平洋にある中心部分の最大風速がおよそ33m/s以上の低気圧
・ハリケーン:東経180°より東、赤道より北にある中心部分の最大風速がおよそ33m/s以上の低気圧

台風ができる仕組みとは?

ではなぜ台風ができるのでしょうか。台風ができる仕組みは簡単で以下のような形で発生します。

台風ができる仕組み

1.海水が暖められ、水蒸気が発生
2.暖かい海水が上昇気流を発生させ、水蒸気を上に押し上げる
3.水蒸気が雲となり、その雲がまとまって熱帯低気圧に
4.その後も周りの雲を集めさらに発達し台風へ

ここで一つ疑問が。なぜ台風は秋に多いのでしょうか。海水が暖められることが原因なのであれば、夏の方が気温が高いので台風も多くなるはずと考える方も多いかもしれません。

実は夏には日本を覆うように高気圧が存在しています。そのおかげで夏には日本に台風がやってきません。しかし、秋になるとこの高気圧が弱まり、低気圧つまり台風が勢力を強めるというわけです。

台風の大きさと強さについて

秋に勢力を強める台風ですが、天気予報では、しばしば「大型の台風」や「猛烈な台風」と言い表されます。この「大型」や「猛烈」とはどういったものを指しているのでしょうか。

気象庁は以下のように定めています。(引用:気象庁HP https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html

強さの階級分け
階級 最大風速
強い 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
非常に強い 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
猛烈な 54m/s(105ノット)以上
大きさの階級分け
階級 風速15m/s以上の半径
大型(大きい) 500km以上~800km未満
超大型(非常に大きい) 800km以上

つまり天気予報などで、「猛烈な」という言葉が使われていれば、その台風で甚大な被害が出ることが予想され、「超大型」という言葉が使われていれば、被害の出る範囲が広いと言うことが予想されます。

逆にただ台風という場合は、最大風速が33m/s未満で、風速15m/sの半径が500km未満のものを指します。

ちなみに大型台風の半径500kmとは東北地方から近畿地方をすっぽりと覆う大きさで、超大型台風の800kmとは北海道の南西側半分から九州の北東側半分までを覆うかなりの大きさです。

こういう台風は危険、注意点

台風の強さと大きさについて説明しましたが、もう一つ台風の強さを表す指標があります。それが「hPa(ヘクトパスカル)」です。

ヘクトパスカルは地表の気圧を表す単位で1気圧=1013.25hPaになります。

ちなみに

1hPaというのは1平方メートルあたりに10kgの重さが働いているということです。私たちが暮らしている地上は1013.25hPa。つまり1平方メートルあたり約10,130kg(ミニバン5台以上)もの重さがのしかかっているということになります。

空気というのは気圧の高いところから低いところに向かうため、気圧が低いほどそこへ空気が早く流れこみます。つまり台風は一般的にこのヘクトパスカルの値が小さければ小さいほど、一般的に強い台風となり危険の度合いが増すというわけです。

過去の台風のまとめ

それでは過去日本に大きな被害をもたらした台風にはどのようなものがあるのでしょうか。特に被害を大きく出した台風をまとめました。

西暦 台風名 最大風速 最低気圧 死者・行方不明者
2019年 令和元年東日本台風 55m/s 915hPa 108人
2019年 令和元年房総半島台風 45m/s 955hPa 9人
1959年 伊勢湾台風 75m/s 895hPa 5,098人
1958年 狩野川台風 75m/s 877hPa 1,269名
1945年 枕崎台風 51m/s 865hPa 3,756名
1934年 室戸台風 60m/s 911hPa 3,036名

台風は特に被害の出したものについて「台風○号」のような名前ではなく、被害の出た地名をその台風の名称に定めます。2019年の2つの台風には名称がつきましたが、これは1977年の「沖永良部台風」以来42年ぶりのことです。

令和元年東日本台風では川が氾濫し、新幹線が半分水没、令和元年房総半島台風では千葉県にあるゴルフ練習場の鉄柱が倒れ、家屋を倒壊させるなどの被害を出しました。この辺りは記憶に新しいと思いますが、さらに過去に起きた台風を見てみるとその台風の強さや被害の大きさが分かると思います。

台風は最大風速45m/sのものでゴルフ練習場の鉄柱を倒す程。と考えると75m/sの台風なんかは想像もつきませんが、ゴルフはできないに違いありませんね。

台風が来たらゴルフはどうなる?

さてここからが本題。ゴルフを予約している日程に台風が接近している場合、どうなるのでしょうか。もちろん伊勢湾台風並みの台風であれば、全国のゴルフ場が中止になると思いますが、台風には小型で勢力の弱いものもあります。

その場合は、予定しているゴルフ場を避けて通る場合もありますし、低気圧に変わり普通の雨になる場合もあります。ゴルフは雨でも行われるスポーツ、こういった場合はどうすれば良いのでしょうか。

実は台風によって大雨・強風が予想される場合、ゴルフ場は中止の判断をします。その場合は基本的には予約者の方にその旨の連絡が届きますので安心してください。しかしゴルフ場によって、中止の判断がなされるタイミングなどは違うので、気になる場合はあらかじめこちらから連絡すると良いでしょう。

また、この中止の判断には明確な基準がなく、あってもゴルフ場によって違うので個人では判断しにくい部分があります。台風の予報でゴルフが中止かと思いきや実は運営しており、キャンセル料がかかったという場合もあるので、あらかじめ連絡しておくことが重要です。

ゴルフ中止の判断は、いつまで?

では台風の予報であらかじめゴルフをキャンセルしたい場合、判断はいつまでにすれば良いのでしょうか。もしゴルフ場が中止を判断せず、途中で雨が降ったり風が吹いたりしたら、ゴルフ中止とはいかないまでも、万全なゴルフはできません。そんな場合、あらかじめ中止にしておきたいという方も多いと思います。

その場合は最低でも4〜5日前にキャンセルの連絡を入れましょう。キャンセル料はゴルフ場にもよりますが4日前後から取られるケースが多いです。ゴルフ場もキャンセルによる損害等を考え、キャンセル期間を決定しているので、できるだけキャンセル料が発生する期間前に連絡を入れるのがマナーとなります。

しかし、急速に発達した台風の場合など、急遽キャンセルにしたい場合も存在します。ゴルフ場によっては台風などの自然災害の場合、キャンセル料を無料にしたりすることもあります。急遽キャンセルしたい場合はすぐにゴルフ場に連絡してみましょう

プロの試合は、台風の場合どうなる?

これまで、一般のゴルフについて、台風による影響を解説してきましたが、プロの試合の場合はどのような措置がなされるのでしょうか。

実はプロの試合においても、中止の判断に明確な基準はありません。フェアな進行ができるかどうかが判断材料になります。例えば、強風によってティーからボールが落ちてしまう場合やグリーンが水没するホールが複数出るようであれば中止となります。

ですが台風の場合は、過去の例から見てみるとほぼ中止。中止の際は多くの場合、前日に中止の判断が下されます。プロの試合は3日間競技と4日間競技がありますが、今まで2日以上中止になることは少なく、台風であっても1日で通り過ぎれば次の日は試合再開になります。

その場合、試合は短縮競技として、36ホールまたは54ホールで試合を行います。(例外あり)もし2日以上試合が中止になる場合は競技不成立となり、後日競技を行うか、賞金を均等に割るどちらかの措置が取られます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ゴルファーにとってはとても厄介な台風。そんな台風の知識とゴルフを予約している時の対応について紹介しました。台風は人の命を奪うこともある、危険な災害です。家に居たとしても、ガラスが割れる程の強風であったり、大雨で浸水することもあります。

今回お教えした台風についての情報を元に、自身で身の危険を判断しましょう。時に台風の対策は必須です。できるだけ事前に台風への備えはしておくと良いでしょう。

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