
【飛ばない人なんて一人もいない】目指せ! 最大効率サイコースイング
ゴルフにおいて効率的に体を使えれば、誰でも飛ばせるという方法をYouTubeで紹介し、今、最も注目を浴びているレッスンプロの菅原大地。今回のテーマは「インパクトで手元を浮かせない」。「手元が浮く」という言葉を聞いたことがあるだろう。手元が浮けば構えた位置にヘッドが戻らず、ミスヒットになるのは必然。フェースが開きやすくもなる。今回は、それを矯正する二つのドリルをご紹介。
菅原大地
すがわら・だいち/1989年生まれ、神奈川県出身。24歳でPGA資格を取得。2019年に開始したYouTubeチャンネル「DaichiゴルフTV」はレッスンをはじめラウンド動画やゴルフギア検証なども人気。プルーフコーポレーション所属。
取材協力・千葉セントラルゴルフクラブ(千葉県)
自分自身が持っているパワーをロスなく最大限使うことで、パワーがなくても飛距離を大きく伸ばす、菅原大地の独自理論。
インパクトで手元を浮かせない
【ドリル1】体の回転だけでヘッドをボールに届かせる
体の回転が止まるとインパクトで手元が浮く
インパクトで手元が浮く原因は、体の回転不足です。ダウンスイングで回転が止まるとヘッドがボールに届かなくなるため、腕を伸ばして打ちにいきます。しかし、そのまま振るとダフることが分かるため、前傾を浅くし、手元を浮かせてインパクトするのです。体を回し続ければ、腕は伸びず、手元の高さを抑えることができます。
効果的なドリルを二つ紹介しましょう。まずは、右腰の横でクラブを握り、右手を動かさずボールを打ってください。右腰がボールを向くくらい体を回さないと、ヘッドはボールに届きません。実際のスイングでも、これくらい体を回す必要があるんですよ。

体が回れば手元は浮かない!
ダウンスイング以降、体が回り続ければ腕を伸ばしてボールを打ちにいかなくなる。右腰がボールに向くくらいしっかり体を回してください。
サイコースイング
ダウンスイングで体が回り続ければ、腕を伸ばさなくてもボールにコンタクトできる。右腕が曲がった状態で、手元を低くしてインパクトするのが理想の形です。
回転が止まると、腕を伸ばしてボールを打ちにいってしまう。すると、前傾が崩れて手元が浮き、ヘッドの動きが乱れる。ダフリやトップなど、あらゆるミスの原因になります。
両手をパーにしてダウンスイングしてみよう
手元が浮かないインパクトをマスターする二つ目のドリルがこちら。トップの形をつくり、両手を開いた状態でクラブをストンと落としてみよう。
【ドリル2】重力を使って左手のひらを地面に近づける
ボールを打ちにいくと手元が高くなってしまう
手元が浮く原因は、もう一つあります。それはボールを打ちにいく動き。トップから直線的に手元をボールに向かわせると、手元が高くなるのです。トップからダウンスイングでは、手元を真下に落とすのが正解。この動きに体の回転を加えることでシャフトが自然に立ち、手元が浮かないインパクトができます。
二つ目のドリルを紹介しましょう。両手を開いた状態でトップをつくり、左手のひらを地面に近づけるようにクラブをストンと落としてください。右手に力を入れないのがポイントです。シャフトの傾きを変えずにクラブを下ろすことができれば合格。体の回転を加えれば、手元が浮かないインパクトが実現します。

体の回転が加わるとクラブは自然に立つ
トップから手元を真下に落とす動きに体の回転を加えると、シャフトが自然に立ってくる。手首をこねたりしなくても、ボールをつかまえることができます。
右手の力で下ろすと体の回転が止まる
右手に力を入れてクラブを下げるのはNG。右肩や右腰が下がってしまい、体が回転しなくなってしまうので気をつけてください。
(パーゴルフ 2020年10月20日号掲載)
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