ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

通常のクラブより重かったり、しなるようになっていたりする素振り専用の器具は、キャディバッグに1本入れておくと便利です。ラウンド前のウォーミングアップに使うこともできますし、日々のトレーニングに使って、ヘッドスピードをアップさせることもできます。今回はそんな素振り棒の定番のひとつロイヤルコレクションの『トライワン』シリーズをご紹介。日本ゴルフツアー機構の2ndQTに出場した経験を持つフリーライター田辺が『トライワン』シリーズのさまざまなモデルを使い、実際にヘッドスピードが上がるかどうかも実験してみました。

※本コラムで実験に使用したのは旧モデルの『トライワン』シリーズとなっています。器具を使用する効果は共通しているものの、現行品の最新モデルとは、細かな仕様に違いがある可能性がありますので、予めご了承ください。

重いと軽いを交互に振れる独自の設計が面白い

ツアープロやトップアマの愛好者も多いロイヤルコレクションの『トライワン』シリーズ。古くからある商品ですが、年々改良されており、重さや長さ、スティック部分の硬さなどでさまざまなバリエーションがあります。そんな中で多くのモデルに共通しているコンセプトが、赤いグリップで振ると重く、青いグリップだと軽く感じられる仕様です

ヘッドスピードをアップさせるには、重いモノと軽いモノを交互に振ってトレーニングするのがもっとも効果的で、ドラコンプロの方々も実践している方法です。重いモノを振ることで、単純に筋力アップを図れますし、振り続けることで体幹、つまり体の軸も自然にドッシリしてきます。これが速く振るための基礎になるわけです。

そして軽いモノを振るメリットは何かというと、脳に「自分は速く振れる」と刷り込むことです。人間の体はケガを避けるために、無意識のうちにブレーキをかけるように体の動きすぎを制御します。それだけに重いモノだけを振り続けても、ヘッドスピードは頭打ちになりやすいのですが、そこに軽いモノをスピーディに振る練習を加えることで、脳のリミッターを外して、限界までヘッドスピードを高めることができるわけです。

この効率的なヘッドスピードアップ練習を1本の素振り棒でできるのが『トライワン』シリーズ最大のメリットです。シンプルな棒状の器具なので、キャディバッグに入れっぱなしにしても邪魔になりませんし、練習やラウンドの前に使いやすくなります。自分の体力や課題に合った『トライワン』を手に入れれば、間違いなくゴルフのレベルが1段上がることでしょう。

今回はただモデルごとの解説をするのではなく、実際にその『トライワン』を使うことでヘッドスピードが上がるのかも実験しています。まず使用前にマイドライバーで思い切り振った時のデータを取り、そこからモデル別に赤・青それぞれ10回ずつ素振りをした後で、ヘッドスピードに変化があるかを見ていきます。使用後の感覚の違いについても解説していますので、ぜひ素振り棒選びの参考にしてみてください。

使用前の最高ヘッドスピードは『フライトスコープ』で46.8m/s

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

まずは『トライワン』シリーズを振らずに、マイドライバーで打っていきます。ちなみに別取材である程度の球数を打っていましたので、体はしっかり温まった状態です。

今回はインドアゴルフレンジKz亀戸店内にある「5 DIMENSION GOLF」さんにご協力いただき、『フライトスコープ』を使って計測を行いました。ちなみに私の普段のヘッドスピードは45m/s前後というところですが、限界まで力を振り絞ってスイングしたところ、46.8m/sまで伸ばすことができました。これを基準にヘッドスピードが上がるかを見ていきますが、正真正銘の全力スイングなので、実験のハードルは正直かなり高いです(笑)。

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

でも、このMAX値が上がらなければ意味がないですからね。果たして、ヘッドスピードに変化が出るのか、11つチェックしていきましょう。

とにかくハードで重い『トライワン ブレード』

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

最初のモデルは今回テストする中ではもっとも重い『トライワン ブレード』です。長さ41インチ、重さは約610グラムで、長さは4インチほど短いのですが、現行品で言えば『トライワンスティック45 ハードモデル』と『トライワンスティック45 エクストラハードモデル』の中間くらいのイメージの重さになります。

この『トライワン ブレード』をまず赤いグリップの重いほうから振っていきます。棒というよりは木刀のように面がある形状をしているため、スイングした時の抵抗が大きく感じられ、しかも重さがあるので10回スイングするだけでもかなりきつく感じます。(私の運動不足もありますが、それを差し引いてもかなりハード……)

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

続けて、青いグリップの軽いほうでも振っていきますが、元の重量があるためか、先端が軽くなっただけという印象。もちろん速く振れますが、どこまでスピードを上げられるという感じではないですね。

息を切らしながら、トータル20回の素振りを終えたところでマイドライバーを使った計測に入っていきます。心なしかアドレスの段階で自分のクラブがかなり軽く感じます。体は疲れていますが、なんだか期待できそうな気がしてきました。

そして、結果は……

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

1スイング目にしてヘッドスピード47.5m/sを記録しました。先程のMAX数値から0.8m/sアップしています。

たったそれだけ? と思う方もいるかもしれませんが、先程の私は全力を振り絞って、複数回スイングした上で46.8m/sを出していますので、1回で超えてきたのは素直に驚きでした。ハードな振り感ではありましたが、頑張って素振りを続ければハードな分、確実にヘッドスピードが上がってくれそうですね

しなりの効果でスイングも良くなる!?『トライワン スーパーフレックス』

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

続けてテストしたのは『トライワン スーパーフレックス』というモデルになります。長さは43インチと長めで、重さは約390グラムと軽量になりますが、『トライワン ブレード』との違いは、スティック部分が大きくしなることです。

まず赤いグリップの重いほうでスイングしてみますが、しなりがある分、自然と体の回転でタメを作るような振り方になってくれます。スティック部分が硬いタイプのモデルは、意識的に体を使わないと腕力で振ってしまいがちですが、『トライワン スーパーフレックス』ならヘッドスピードだけでなく、スイングの質自体を高めてくれる効果が期待できそうですね。

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

そして、青いグリップの軽いほうは切り返しでタメを作るようにして、強烈にヘッドを走らせるながらスピーディに振り抜いていけます。体感的なスピード感はスティックが硬いものよりも速く感じられますね。トータル20回の素振りを終えても、体の疲労感が少なく、気持ちよく続けられるのはこちらのモデルかもしれません。

そして、マイドライバーを打ちますが、素振りをしてみると、シャフトがものすごくしなっているような不思議な感覚になっていました。(実際はかなりカチカチなシャフトを装着しているので、しなりは少ない)変化が大きく、不安な気持ちになりましたが、思い切って振ってみると……

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

今度はヘッドスピード47.0m/sで『トライワン ブレード』ほどは伸びませんでしたが、特筆すべきはスピン量の少なさです。簡単に言うと、素振りを繰り返したことで当て方が上手くなり、効率的に飛ばせるようになっていました。トレーニング効果は硬く・重いモデルに劣るかもしれませんが、スイングを向上させるという意味ではこちらに軍配ですね。ラウンド前に振って、良いイメージを体に刷り込むこともできますし、スコアが良くなる気がします。

実際のクラブに近い振り心地『トライワン フレックス』

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

2回のテストで相当に疲労がたまってきていますが、3つ目のモデル『トライワン フレックス』も試していきましょう。こちらは先程の『トライワン スーパーフレックス』と比べて、長さは41インチと短く、重さは約460グラムと重くなっています。スティック部分のしなり量が少なくなり、実際のクラブに近い振り感になっていることが特徴と言えるでしょう。

とはいえ、通常のクラブよりも重いので、素振りをするとけっこうきつく感じます。クラブに近い感覚でタメを作りながら、重いモノを振っているので筋力もアップしていくとうい感じで、『トライワン ブレード』と『トライワン スーパーフレックス』の中間のモデルという印象でした。重いほうで10回の素振りを終えると、疲労感は中々のもの。さらに軽いほうで10回の素振りをするとかなり息が上がってしまいました。(完全な運動不足…)

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

これはさすがにヘッドスピードが落ちるかな? という不安を抱きつつ、マイドライバーを打ってみると……

ロイヤルコレクション「トライワン」、ゴルフ練習器具

再びヘッドスピード47.3m/sに上昇。やはり『トライワン』シリーズは効きますね。ここまでの感じだと、素振り時のハードさとヘッドスピードの上昇に相関関係があるように見えますね。頑張った分だけ報われる感じなので、ストイックにハードなモデルを使ってみるのもありかなと思いました。体力が許せばですが……。

少し話が逸れましたが、『トライワン フレックス』のメリットは、素振り後に通常のクラブを振る際に違和感が少なくなることだと言えそうです。先程の『トライワン スーパーフレックス』は良くも悪くも振り感がかなり変化するので、慣れるまで苦労しそうですし、コースでラウンド前に振るのに怖いと感じてしまう人もいるかもしれません。その意味で、『トライワン フレックス』はヘッドスピードアップの効果とスイングを向上させる効果のバランスが抜群なのでおすすめです。

便利に使える素振り棒でゴルフをレベルアップさせよう!

素振り棒の大定番『トライワン』シリーズの紹介はいかがでしたか? キャディバッグに邪魔にならずに収納できて、重い・軽いと2つの使い方ができる便利な素振り棒なので、1本持っておいて損はないですよ。スイングを向上させてくれるモデルも存在しますので、ゴルフのレベルが1段階上がること間違いなしなので、ぜひ多くのゴルファーに試してみてください!

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インドアゴルフレンジ Kz 亀戸店

インドアゴルフレンジ Kz 亀戸店

亀戸駅徒3分という立地なので通勤・通学の途中に立ち寄れるゴルフレッスンスタジオ。ゴルフバックも預けておけるので、手ぶらで来店可能。弾道計測機とコースボールで練習ができるので実際のコースでのラウンドに近い体験ができます。さらにセルフフロアは24時間いつでも利用できるので、好きな時間にとことん練習ができますよ。

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