ヒザサポーター

サッカーや野球ほど激しいわけではありませんが、ゴルフというスポーツにもケガはつきもの。特に酷使されるのが下半身で、中でもヒザは、傾斜を歩いたり、スイングのパワーを受け止めたりと意外にダメージを受けやすい部分なんです。日頃からしっかりケアできるように準備しておいて損はありません。今回は大手2社の高性能ヒザサポーターを日本ゴルフツアー機構2ndQTに出場した経験を持つフリーライター田辺がテスト。サポーターの効果や活用法を探りました。

※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。

取材協力・インドアゴルフレンジ Kz 亀戸店

タイガー・ウッズも苦しんだヒザのケガ

Photo by Getty Images ヒザの痛みを抱えながらプレーするタイガー・ウッズ。2008年の全米オープンでメジャー14勝目を挙げたもののツアーを長期離脱することに

ヒザのケガと聞いて、まず思い浮かぶのはゴルフ界のレジェンド、タイガー・ウッズ選手ではないでしょうか。米ツアー82勝、海外メジャー15勝という輝かしい戦歴を残している一方で、ヒザのケガやそれに付随する負傷によって幾度もツアーを欠場しています。

たとえば今でも鮮明に覚えているのは、2008年の全米オープンです。ウッズ選手はこの試合でメジャー通算14勝目を挙げましたが、その代償に左脛骨の疲労骨折を負い、左ヒザ十字靱帯の再建手術を受けることになりました。私はテレビの中継で試合を見ましたが、ショットの度にヒザを抱えるタイガーの姿は、懸命にプレーする姿がかっこよくもありましたが、非常に痛々しくもありました。

もちろん、タイガーの驚異的な身体能力があったからこそ、左足の骨を疲労骨折するという事態になったわけですが、ゴルフというスポーツの特性上、一般ゴルファーにとってもヒザを負傷するリスクは常に存在します。

まず、ラウンド中は平らな面だけでなく、さまざまな傾斜の面を歩きます。時には走ることもありますので、知らず知らずヒザに負担をかけることになるわけです。そして、スイング面でも、ダウンスイングからインパクトにかけて生み出されたパワーを受け止めるのが左ヒザですから、練習やラウンドでボールを打つごとに少しずつ疲労がたまっていくことにもなります。

こういった疲労が蓄積した状態で、スイング中に足がすべってズレたりすると、変な方向に負荷がかかって、ヒザを痛める……なんていう可能性も十分あります。それだけに日頃からサポーターを活用して、ヒザへの負担を軽減して、疲労を溜めないことが大切になるわけです。それでは、1つずつサポーターを試していきましょう。

手軽にピンポイントに効くファイテン『ヒザ用バンド ミドルタイプ』

ファイテン『ヒザ用バンド ミドルタイプ』

まず1つ目は、ファイテンの『ヒザ用バンド ミドルタイプ』を試しました。ファイテンは磁気ネックレスなどが有名ですが、スポーツトレーナー監修の自由度が高く、痛みの段階別に使い分けられる高性能なサポーターも高く評価されているメーカーです。

出典:公式HP

今回試すのは、慢性的につらい痛みのある人に向けた『ミドルタイプ』の製品になります。特徴は裏地にポコッとした「圧迫パッド」が2つ採用されたこと。シンプルな設計ですが、それだけに痛みのある部分にピンポイントにサポーターを当てることができるのは大きなメリットです。

ファイテンの『ヒザ用バンド ミドルタイプ』

装着の仕方ですが、シンプルな作りだけにとてもシンプルです。設計上、ヒザの上か下かのどちらかに装着する形になりますが、ゴルフというスポーツの特性を考えて、今回はヒザの下につけてみます。

出典:公式HP

まず、2つの「圧迫パッド」でヒザを下から固定するように位置を合わせます。そして、アジャスターにベルトを通し、それを戻すようにしてマジックテープで固定します。これだけです。ちなみにサポーターの表側に白い線のような目印がありますので、これが上に来るように装着すると正しい向きになります。

ファイテン『ヒザ用バンド ミドルタイプ』膝サポーター

ドライバーでスイングしてみると、2つの「圧迫パッド」がいい具合にヒザを支えてくれるので、装着している足全体にかかる負荷が軽減されているように感じられました。それでいて、適度にヒザを動かすこともできるので、スイングする上で邪魔にも感じません。

何より嬉しいのは薄くコンパクトなので、服の下で装着しても邪魔にならないこと。キャディバッグに忍ばせておいて、違和感を感じたらすぐ装着、と非常に使い勝手の良い製品ですね。(※今回の撮影ではサポーターを分かりやすくするため、服の上に装着していますが、正しくは肌に直接装着します)

右ヒザへの装着がおすすめ

ファイテン『ヒザ用バンド ミドルタイプ』膝サポーター

今回、ヒザ用サポーターを装着してみて、スイング作りに活用できるかもしれないと感じました。本来の使い方とは違うかもしれませんが、結果的に日常的にサポーターを使うことになってケガの予防にもなりますし、そういう活用法を考えてみても良いのではないかと思っています。

なぜ、練習に活用できると感じたかと言うと、そもそもサポーターというのは、人の体が動いてはいけない方向に動かないように部位を固定するように作られています。ゴルフのスイングも、人体を効率的に使うことが大切ですから、サポーターで特定部位を固定することで、悪い動きが入りにくなるとも言えるわけです。

実際、スイング中にヒザは適度に動かす必要はありますが、動きすぎると体の上下動やスエーが大きくなり、ミスショットの原因になってしまいます。また、ヒザが動きすぎることはケガにつながるリスクもありますので、避けるに越したことはありません。その意味で、ヒザ用サポーターを装着して練習すると、ケガを予防しながら、正しい動きを体感できるのですごく効率が良くなります。

ファイテンの『ヒザ用バンド ミドルタイプ』は動きの拘束力がほど良いので左右どちらのヒザに装着しても効果が見込めますが、特におすすめなのは右ヒザに装着して練習することです。右ヒザはスイング中、適度に動く必要がありますので、ファイテン『ヒザ用バンド ミドルタイプ』のホールド力がすごくちょうど良く、スエーなどの悪い動きだけを抑えつつ、右足で強く地面を蹴る動きが体感しやすくなるのです。

ショットではボールを押し込むよう打つ感覚が身につきやすくなりますし、アプローチなら右ヒザが前に出る動きも抑えられるので、シャンクを防ぐ効果も見込めます。もし、左に突っ込みやすかったり、アプローチのシャンクに悩んでいるなら、試してみる価値はあると思いますよ。

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ヒザをしっかりホールド ザムスト『EK-5

ザムスト『EK-5』膝サポーター

続いて2つ目のサポーターを紹介しましょう。ヒザを上下からしっかりホールドするザムストの『EK-5です。ザムストは、医療機器メーカーの日本シグマックス(株)が展開するスポーツ向けのサポート・ケアブランドで、ゴルフに限らず、さまざまなスポーツに向けた製品を展開しています。契約アスリートも多くいて、プロゴルファーでは女子ツアーの飛ばし屋、穴井詩プロが名前を連ねています。

さて、このザムスト『EK-5』ですが、先程のファイテンの『ヒザ用バンド ミドルタイプ』と比べて、大きさもホールド力もかなり強い製品になっています。それだけに少し装着の仕方が複雑にはなってきます、

ザムスト『EK-5』膝サポーター

まず、青い面を内側にして、ヒザの裏からサポーターをセットします。

ザムスト『EK-5』膝サポーター

ヒザの下から順にマジックテープでベルトを固定し、ヒザの皿だけが露出した状態を作ります。

ザムスト『EK-5』膝サポーター

そして、2本の細いベルトを交差させるようにマジックテープに張り付けて、装着は完成。伸縮性のある素材なので、しっかりめに締める感じで良いと思います。

ザムスト『EK-5』膝サポーター

装着してみると、やはりサポーターのホールド力の強さを感じます。しっかりヒザ周りにフィットして、心なしか強く地面を踏めている気がします。面白いのは、ヨコに流れるような動きを抑えつつ、真っすぐ曲げ伸ばしする動きはスムーズに行えることです。これなら、傾斜地を歩くときでも、ヒザに余計な負担をかけずに済みそうです。

ちなみにサポーターのサイズについてですが、メーカー公式HPを見ると、立った状態でヒザのお皿の中心から10センチ上の太モモの太さを計測して選ぶことが推奨されています。

私の場合、46センチでしたのでLサイズがピッタリでしたが、もし44センチなど、境界線のサイズになった場合は大きめを選んだほうが良いようです。

左ヒザに装着すれば軸をしっかりさせる効果あり

ザムスト『EK-5』膝サポーター

さて、ザムストの『EK-5』もファイテン『ヒザ用バンド ミドルタイプ』と同様にスイング作りに活用できます。ただし、ホールド力がかなり強いので、適度に動かしたい右ヒザには少し不向き。おすすめは左ヒザに装着することです

スイング中、左ヒザは動きを最小限に抑えたほうが、スイング軸がブレにくくなり、安定したショットが打ちやすくなります。また、上体をネジる動きにもつながりますので、体の回転力を使って効率的に飛ばすスイングを身につけるのに役立ちます。

正直なところ、スイングタイプにもよりますが、サポーターをつけてラウンドすることでスコアも良くなるのでは? と思っています。ただし、ゴルフルールの中には以下のような条項があるので、注意が必要です

「プレーヤーのプレーに人工的な援助を与える他の機器の使用は制限される」(ゴルフ規則4 規則の目的より抜粋)

「プレーヤーは粘着テープ、または類似のカバーする物を医療上の理由のために使用することができる(例えば怪我の防止や、すでにある怪我を保護するため)。しかし、テープとカバーする物は:

・過剰に付けてはならない。または

・医療上の理由のために必要以上にプレーヤーを援助するものであってはならない(例えば、プレーヤーがクラブをスイングする援助となる関節を固定してはならない)。

テープや類似のカバーをどの場所に、どのように付けることができるか疑問のあるプレーヤーは委員会に裁定を求めるべきである」(ゴルフ規則4.3b2)より抜粋)

ケガをしていて、それを保護するためにはサポーターを使う分には問題なさそうですが、私が考えたようにスイングを補助するような目的で使うのはかなりルール的に怪しいですね……。もし、競技などでサポーターをケガの予防や保護で使いたい場合は、スタート前に委員会に確認したほうが無難でしょう。

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サポーターを活用してゴルフをもっと楽しみましょう!

ゴルフにも使えるヒザ用サポーターの紹介はいかがでしたか? 競技で使うには少し注意が必要ですが、ヒザのケガを予防、保護する効果はピカイチですので、ぜひ豊かなゴルフライフのために活用いただきたいですね。ちょっと裏技的ですが、スイング作りに使うのはすごく面白いと思いますのでぜひ試してみてください!

※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。

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インドアゴルフレンジ Kz 亀戸店

インドアゴルフレンジ Kz 亀戸店

亀戸駅徒3分という立地なので通勤・通学の途中に立ち寄れるゴルフレッスンスタジオ。ゴルフバックも預けておけるので、手ぶらで来店可能。弾道計測機とコースボールで練習ができるので実際のコースでのラウンドに近い体験ができます。さらにセルフフロアは24時間いつでも利用できるので、好きな時間にとことん練習ができますよ。

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