ゴルフドライバー企画

毎年のようにメーカー各社からさまざまな工夫を凝らしたドライバーが発売されています。どれも良さそうに見えますが、やっぱり気になるのは“どれが一番飛ぶか”ですよね。そこで今回は日本ゴルフツアー機構の2ndQTに出場した経験を持つフリーライター田辺が、最新ドライバー28機種をガチンコ試打テスト。5球ずつ打った中での最大飛距離で、今、もっとも飛ぶ6本を選びました。

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ALBA誌の企画とは別にマン振りで試打テストを実施

ゴルフ雑誌ALBAでは12月の前半に発売される号で毎年、「ドライバー激飛び選手権」という企画を掲載しています。私はALBA編集部に在籍した頃からこの企画のテスターをさせていただいていましたが、フリーとして独立した今年も幸いなことにお声がかかり、2021年最新ドライバー28機種をテストする機会に恵まれました。 

企画内では、海老原秀聡プロと差別化するため、HS44m/sに抑えて試打を行いました。ちょうどコースで方向性を気にしながら振っているのに近い感覚ですね。そして、それとは別に本気でマン振りしたHS4849m/sでの数値も計測しておきました。今回紹介するのはそのマン振りした計測結果です。

ちなみにですが、私の持ち球はストレートからフェード。フェース開閉はあまり使わずにスイングするタイプで、悩みはインパクトロフトがつきすぎて、スピンが増えて吹け上がりやすいことです。そのため、上位に入ったドライバーの多くは直進性が高く、スピンが抑えられるものが多いです。

私と同じような悩みをお持ちの方は、今回の結果がそのまま参考になると思います。違ったタイプの方も、今回上位に入った6機種は、それぞれに個性があるので飛距離を伸ばせる可能性がある1本を探せるでしょう。モデルごとの解説もいたしますので、ぜひ参考にしてみてください。 

それでは5位タイのモデルから紹介していきましょう。

圧倒的ボール初速で直進性も高い 本間ゴルフ『TW GS PROTOTYPEⅠ』

本間ゴルフツアーワールド

まず1本目、28本中5位タイに入ったのが本間ゴルフの『TW GS PROTOTYPE1です。ボール初速69.0m/sは全28モデル中2の数値で、2,537rpmというほどよい低スピンで、キャリー267ヤード、トータル288ヤードという結果を残しました。

ちなみに試打クラブのスペックは、シャフト長45.25インチで総重量は305グラム。市販モデルの中ではやや重い部類に入ります。短めの設定ですので振りやすく、左を気にせず思い切って叩いていけるドライバーです。それでいて必要以上にスピンも入りませんので、しっかり前に伸びる弾道になるのが嬉しい点ですね。

あとは重くボールを押していくような打感が特徴的でした。グッと押し込むような感覚になりますので、フィーリング的にもスピンを抑えたボールを打てるモデルになっています。

HSが42m/s以下になるとボールが上がりづらくハードさを感じてしまうかもしれませんが、私のように吹け上がりに悩む人には最適なモデルの1つと言えますね。

飛びの3要素のバランスがばっちり テーラーメイド『SIM2

テーラメイド シム2

続いて同じ同率5位に入ったのがテーラーメイドの『SIM2です。海外ツアーの契約プロの多くが使うアスリートモデルになっています。

試打結果はボール初速が68.8m/s、打ち出し角15.9度でスピン量が2,533rpmというバランスの良い数値で、キャリー266ヤード、トータル288ヤードでした。『TW GS PROTOTYPEⅠ』と似た数値になっていますが、ヘッドの性質的なは明確な違いがあります。それは操作性の高さです。

先程の『TW GS PROTOTYPEⅠ』も一定以上の操作性を備えたドライバーですが、『SIM2』のほうが明らかに操作性が高く、弾道操作がしやすい印象でした。ボールをつかまえたり、あえて逃がしたり、飛ばしたり、方向重視で打ったりと、打ち手の技術次第でどんな球でも打てるドライバーだと言えます。

この辺はさすがに米ツアーのトップ選手たちが選ぶドライバーですね。その分、今回紹介するモデルの中では扱う難易度の高いヘッドにはなっています。

※今回はシャフト長45.75インチ、総重量300グラムのスペックでテストしています。

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打感の良さはピカイチ ミズノ『ST-G220

ミズノ ST-G220

続いては28機種中3位タイに入ったのがミズノの『ST-G220です。本間ゴルフに続いて国産ドライバーの登場ですね。数年前は外ブラの方が圧倒的に飛ぶ印象でしたが、国産ドライバーの飛距離性能もかなり上がってきています

計測数値は、ボール初速66.8m/s、打ち出し角15.7度、スピン量2,134rpmでキャリー264ヤード、トータル290ヤードでした。注目はスピン量の少なさです。 

先程の『TW GS PROTOTYPEⅠ』や『SIM2』も直進性の高いモデルでしたが、『ST-G220』はさらに低スピンで前に伸びる球質になりやすいヘッドだと言えそうです。それでいて打ち出し角もしっかり確保されているのが嬉しいですね。

さらにこのモデルの特徴として挙げられるのは打感の良さです。数年前の弾きの強いヘッドはフェースが硬く感じられるものが多かったですが、『ST-G220』は打感にこだわるミズノらしく、フィーリング性能はかなりレベルが高いです。フェースに乗るようなソフトさがあり、それでいてトランポリンのようにボールを打ち出す感触はかなり心地良いです。これだけでも選ぶ価値ありですね。

試打スペックはシャフト長45インチで、総重量305グラムと最新モデルの中では短尺重めになっています。46インチ前後のモデルで振りにくさを感じている人にぜひ試してほしいですね

爽快な弾きとミスへの強さが魅力 ヤマハ『RMX VD

ヤマハ『RMX VD』

ST-G220』と同じトータル290ヤードをマークして同率3位に入ったのがヤマハの『RMX VDです。21年の国内男女ツアーで契約プロたちが一斉にチェンジしたことでも話題となったモデルですね。ヤマハさんがかなりの熱量を込めて開発したとあって、性能的にハイレベルなドライバーに仕上がっていました。

計測数値は、ボール初速69.1m/s、打ち出し角12.9度、スピン量2,380rpmでキャリー266ヤード、トータル290ヤードでした。ボール初速は全28機種中1の結果で、外ブラの最新機種を上回ってきたのは驚きでした。 

弾道の特徴としては、やや低めの中弾道でぐんぐん前に伸びること。私自身はインパクトでロフトが寝て、打ち出しが高くなりがちなタイプですが、打ち出し角12.9度と低めに抑えれました。ちなみにプロが使うモデルだけあって、操作性の高さも備わっていますので、スイングで高さを出したり、低く抑えたりとできるドライバーでもあります。 

面白いのは、コンパクトに見えるヘッドなのに慣性モーメントが高く、ミスに強いこと。アスリートモデルを使ってみたいけど、難しいのはイヤという人にぜひおすすめしたいですね。そして、爽快に弾く打感もかなり好印象。打ってみると、いかにも飛んでいそうな感触が得られます。

尚、RMX VD』はALBA誌の本家『ドライバー激飛び選手権』でも全体2位に入っています。スペックもシャフト長45.5インチ、総重量302グラムとど真ん中な設定なので、レベルやHSに関係なく、良い結果が残せるドライバーと言えそうです。

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長尺なのにしっかり叩ける マジェスティ『マジェスティロイヤル』

マジェスティロイヤルドライバー

とうとう2位の発表までやってきました。そのモデルはずばりマジェスティゴルフの『マジェスティロイヤル』。マジェスティと言えば、シニアに向けたプレミアムクラブというイメージがあるかもしれませんが、『マジェスティロイヤル』は総重量が294グラムあり、パワーがある人でも叩いて飛ばせるモデルになっています。

早速、計測数値ですが、ボール初速68.7m/s、打ち出し角17.1度、スピン量2,296rpmでキャリー269ヤード、トータル291ヤードとなっています。46.5インチの長尺ドライバーらしく、高い打ち出しが特徴ですが、それでいてスピン量が低く抑えられているため、驚異的な飛距離が出ています

正直言うと、私は長尺ってすごい苦手なんですよ。ゴルフを始めた頃は300ccのヘッドで44インチくらいのドライバーを使っていましたから、今の大型ヘッドで長いのはちょっと振りにくさを感じてしまっていたんです。しかし、『マジェスティロイヤル』は長尺でもシャフトにしっかり感があり、タイミングも取りやすいので、過去の長尺とは一線を画す仕上がりになっていました。 

実際、本家ALBA誌の「ドライバー激飛び選手権」でも6人のHSが違うテスターが打ったにも関わらずベスト4に残っているのは性能レベルが高い証拠。長尺は気持ちよく振れないという人やつかまえられないという人でも使えるドライバーになっていますよ。

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唯一の大台突破!フォーティーン『ゲロンD DX-001

ゲロンD DX-001

さあ、ついに全体1位の発表です。ここまで紹介した5機種は288291ヤードと僅差の戦いでしたが、1位の機種は唯一の大台を突破を果たし、トータル304ヤードを記録しています。そのモデルはフォーティーンの『ゲロンD DX-001。『マジェスティロイヤル』よりもさらに長い46.75インチの長尺ドライバーですが、抜群の振りやすさと圧倒的な飛距離性能1位に輝きました。 

計測数値は、ボール初速こそ66.5m/sに止まりましたが、打ち出し角17.2度でスピン量1,592rpmというとんでもない数値を叩きだし、キャリー274ヤード、トータル304ヤードという飛距離をマークしました。キャリー、トータル共に全体1位の数値です。

このドライバーは本当に衝撃でした。『マジェスティロイヤル』もそうでしたが、長尺であることを感じさせないほど、振りやすいんです。『ゲロンD DX-001』は1フレックスのオリジナル純正シャフトが装着されていますが、これが強く振ってもしっかりヘッドが付いてきて、バッチリタイミングが合います。 

さらに嬉しいのはLT』というロフト7度の設定があることです。最新ドライバーの多くは910度のロフト設定がほとんどな中で、これはかなり挑戦的です。一応、『HT』という10.5度のヘッドもありますが、私のようにインパクトでロフトが寝て吹け上がるドライバーですね。 

通常、7度のヘッドで打ち出し角を確保するのは難しいですが、46.75インチという長尺なので想像以上に高さが出ます。それでいて7度のロフトを生かして、スピンが少なく抑えられるので、まさに理想的な飛ぶ弾道が安定して打ち出せるわけです。

ALBA誌の「ドライバー激飛び選手権」でも、多くのテスターが飛距離性能の高さだけでなく、安定感も備わっているという評価をしていました。飛びに強い長尺に安定感も加わったら、もう無敵ですね。

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今、面白いのは長尺ドライバーです

ゲロンDドライバー

私の独断と偏見に基づく2021年もっとも飛ばせる6本のドライバーはいかがだったでしょうか? 正直どのモデルもレベルが高く、飛距離性能と安定感の両立が図られて、甲乙つけ難い結果がでした。

しかし、そんな中でも『マジェスティロイヤル』や『ゲロンD DX-001』という長尺ドライバー2機種がワン・ツーフィニッシュとなったのは、それだけ長尺というジャンルが成熟してきた証でしょう。

どのモデルもおすすめですが、明らかなドライバーの進化を感じられるのは、長尺2機種かもしれませんね。ぜひ、試していただき、過去最高の飛距離を手に入れてください!

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