ゴルフ初心者必見【ゴルフ新常識】ゴルフで使う「ヤード」とは?「ヤード」の最新測定法は?

一般に聞きなれない「ヤード」という長さを表す単位は、なぜゴルフで使われるのでしょう?ゴルフプレーヤーはもちろん、プレーをしたことがない初心者の方も疑問を持っていると思います。この「ヤード」が日本で使われる事情を紐解いて行きましょう。

ゴルフで使う「ヤード」という長さの単位は?

「ヤード」という長さを表わす単位は、一般の日本人にはなじみがありません。この長さの単位は、アメリカ、イギリスを中心に使用されていました。ところが世界的に国際的な単位が「メートル」に統一されると、ゴルフの単位も「メートル」に変更されました。しかしアメリカ、イギリス、日本だけは従来通り「ヤード」が使用されて現在に至っています。ちなみに1ヤードは0.9144メートルです。

「ヤード」の日本史

1901年神戸市六甲山の麓に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がアーサー・ヘルケス・グルーム(イギリス人)により設立されました。ここからでイギリス由来の単位「ヤード」の使用が始まりました。その後、1970年代後半に一時的に日本では「メートル」を使用しましたが、ゴルファーの反対もありついに「ヤード」に戻りました。

ゴルフで使われる単位は「ヤード」が主流!

1960年国際単位系がメートル法に統一された結果、アメリカ、イギリス、日本を除く国々はゴルフで使用する単位を「メートル」に変更しました。したがって世界の流れは「メートル」に統一されています。では、世界のゴルファーが「ヤード」を使っているかというとそうでもないのです。その理由は世界のゴルフ場施設数を見れば一目瞭然です。世界のゴルフ場施設数はアメリカが圧倒的に多く、ついでイギリス、カナダ、日本となっています。そして主要20か国のゴルフ場施設の中で「ヤード」を使用している上位3か国(アメリカ、イギリス、日本)が、世界全体の67%となっています。つまりゴルフ場の施設数で判断すれば「ヤード表示」が世界の大多数を占めているのです。

※イングランド及びスコットランドはイギリスの構成国です。

「ヤード」の世界史

長さの単位「ヤード」はまっすぐな枝、または棒が語源です。(オックスフォード英英辞典より)イギリスでは10世紀から「ヤード」が使われた形跡が記録に残っています。17世紀になると、他の度量衡規格と共に「ヤード」はその使用法と法令が定められました。そのような状況の中で、ゴルフ発祥のイギリスで「ヤード」が自然に使用されてきたのです。その後、ゴルフはイギリスから世界に広がり多くの国で主流のスポーツとなりました。尚、「ヤード」単位が古く慣れ親しんだアメリカ、イギリスで使われることは分かりますが、日本に残ったのは不思議です。

ゴルフコースの「ヤード」表示

ゴルフの世界史とゴルフ規則

ゴルフは、小さな穴にゴルフボールを入れるゲームです。その昔、野原で木製の曲がった棒を使って羽毛を詰めた革のボールを打つことが起源と伝えられています。イギリスのスコットランドで進化したゴルフはイングランドへ伝えられ、1608年に最初のゴルフ協会「ロイヤルブラックヒースクラブ」が設立されました。アメリカでは1786年にチャールストンでのゴルフクラブが設立がされ、最初のゴルフクラブができました。

このような経緯で発展したゴルフ最初のルールは、1774年にイギリス・リースリングスのゴルファーにより制定されました。その後ヨーロッパやアメリカ等の審議を経て1967年に統一ルールが発効されています。よって現在のゴルフルールは世界中で統一されたものになっています。

また日本の場合、JGA(日本ゴルフ協会)が毎年発効している「ゴルフ規則」で最新ルールを知ることが出来ます。(ゴルフ規則:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/image/Rules_2019.pdf)

ところで上記「ゴルフ規則」には飛距離を「ヤード」で表記するルールが一行も書かれていないのです。つまり「ヤード」表記は暗黙のルールとなっています。とても不思議ですね。

距離表示の「ヤード」について

ゴルフ競技が少し上達すると自分のスコアが気になりますね。その際注意すべきことは、ゴルフコースの距離と自分の実力を知ることです。この2つが分かればどの位のスコアでコースを回れるか検討がつきます。それでは、ゴルフコースの距離表示はどのように表されるか調べてみましょう。

まず、実際のゴルフコースをパソコンで調べてみます。実名のゴルフコースにアクセスして「コースレイアウト」を探して下さい。「コースレイアウト」には具体的なコースの全体像が示されているので、ボールを打ち始めの位置、最終のグリーンの場所等、コース全体の構成や距離感を把握することができます。

次に「ピンシート」と呼ばれる情報をゴルフ場で入手します。その紙にはグリーンの大きさやピンポジションのデータが記載されています。この二つの情報からピンまでの距離を計算することができます。実際のコースに向かうとコース上の「ヤード杭」と呼ばれる杭表示があります。その表示を確認することでグリーンまでの距離を知ることが出来るのです。

一般に「ヤード杭」の距離表示は、線の本数と距離でグリーンセンターまでの距離を表しています。例えば「1本線が残り100ヤード」「2本線が残り150ヤード」「3本線が残り200ヤード」と示されています。

最新の「ヤード」測定法

機器を使って距離を測定する場合「飛距離計」「カート搭載のGPS」「スマートホンアプリ」「スマートウオッチ」等、いろいろな方法があります。

飛距離計

レーザー機能を使って飛んだボールをスコープで捉え、距離を測定するタイプです。

カート搭載のGPS

GPS搭載ナビを積んだカートにて、飛距離を測る方法です。全てのコースで使用出来る訳ではない為、事前の確認が必要です。

スマートフォンアプリ

iPnone やアンドロイド端末に搭載するアプリで距離を測る方法です。有料/無料のアプリが有りますので使用する場合は、使用方法等を確認しましょう。

スマートウオッチ

最新の距離測定はスマートウオッチを使用して「ヤード」を測る方法です。スマートホンと連動して測定して表示するタイプや、単独で測定するモデルがあります。現在、数社から距離測定が出来るモデルが発売されていますので、個々に確認してみましょう。

Yahoo知恵袋、教えて!gooで相談される事例

ゴルファー初心者が「ヤード」表示で迷う相談事例を調べてみました。2008年から2020年までの「Yahoo知恵袋」、「教えて!goo」相談事例を調べたところ下記のような相談が多いことが分かりました。

第1位:フェアウェイは「ヤード」を使いますが、グリーンでは「メートル」を使う理由?
第2位:ゴルフ練習場の「ヤード」表示は、本番コースと同じか?
第3位:ドライバーで「何ヤード」(飛距離)を飛ばせますか?

それではここで回答例を確認して見ましょう。

グリーン上は「メートル」表示

グリーン以外のゴルフコースでは「ヤード」表示ですが、グリーン上にボールが乗った途端、ピンまでの距離は「メートル」表示に変わります。その理由はグリーンではカップからボールまでの距離を「0.5ヤード」と「ヤード」表示しても距離感が掴みにくいためです。

また、クラブの長さ(レングス)でワンレングス、ツーレングスと距離を表現することもあるので憶えておいてください。

練習場の「ヤード」表示は本番コースと同じか?

ゴルフ練習場のボールは本番コースのボールより飛びにくい場合があります。その場合、「ヤード」表示も飛びにくいことを考慮して約1割飛ばない表示にすることがあるのです。
例えば、本当は「90ヤード」先なのに「100ヤード」と表示する例があります。

ドライバーで「何ヤード」(飛距離)を飛ばせますか?

回答例では「経験値が人それぞれなので、普通の基準はありません。数年経験があるなら、体格にもよりますが、男子なら180〜200ヤード程度」です。このように、人それぞれの実力や経験値、男性・女性の違いにもより、ドライバーショットの飛距離は異なります。一概に言えませんが「男性アマチュアゴルファーの平均値」は230ヤード前後になるようです。

まとめ

ゴルフの「ヤード」表示はいろいろな経緯を通じて日本に定着しました。この「ヤード」表示は特に飛距離を表す場合に、多くのゴルファーにその魅力を提供しています。魔力のようですね。プレー時にピンまでの距離測定を即座に行うことは、全てのプレーヤーの悩みの種となっています。その理由はピンまでの正確な距離測定が、次の作戦の組立に役立つからです。楽しいゴルフを満喫するためには、この距離測定アイテムは必修ですね。

そのニーズに答えて新しい「ヤード」測定アイテムがいろいろなメーカーから発表されています。非常に注目されているのがスマートウオッチを使った方法です。現在、発売メーカーはアップル、カシオ計算機、ガーミン、タグホイヤー等まだ数社です。しかし、今後の製品ラインナップの拡大が期待できますので、新製品の動向と使い方はしっかり調べておきましょう。

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