
今回はラウンドした際に後半のスコアが伸び悩む・後半が崩れてしまう理由についてお話していきたいと思います。まず、ラウンドするにあたって1番から18番までのホールを回ります。1番から9番までを『アウト』、10番から18番までを『イン』と呼びます。予約する際にアウトコースからのスタートとインコースからのスタートを選べるようになっていると思いますが、この『アウト』と『イン』とはどんな意味があるのかご存じでしょうか。
『アウト』と『イン』の意味
ゴルフはクラブハウスを出てすぐに1番ホールがあり、1番から9番ホールまで順に回りゴルフ場の端っこまでいたら10番から18番を回りクラブハウスに戻ってくる流れで設計をされています。その為、1番から9番のクラブハウスを出てプレーする前半のことを『Going OUT』と呼び、10番から18番のクラブハウスに戻りプレーする後半を『Coming IN』と呼ぶようになっています。
スループレーと呼ばれるハーフ休憩をせずに1番から18番までをプレーすることが多い海外とは違い、日本では、基本的に9番もしくは18番の前半プレーが終わった後に昼食休憩をはさむことが多い為、『Going OUT』『Coming IN』という言葉は馴染みが少ないでしょう。日本がハーフ休憩をする理由としては、バブル期の社交目的だったということや、運営する上での回転数を考えた為だと言われています。
なぜ後半のスコアが伸び悩むのか
では、本題のなぜ後半のスコアが伸び悩むのかに関してですが、スループレイではそこまで前後半の差は無いと言われています。むしろスループレーはベストスコアを更新しやすいとまで言われています。大きな理由としてはプレーが前後半で途切れないことにあると言われています。その他にも、スループレーの場合、早朝スルーやナイタースループレーなど、一番暑い時間を避けてプレイできることも理由の一つとして挙げられるでしょう。ただ、逆に言うと前半上手くプレーできなかった場合は後半もそのプレーを引きずる可能性があるということです。
反対にハーフ休憩を入れた場合後半になるとスコア崩れる理由としては、大きく分けると2点に分けられると思います。1点目は身体的な影響、2点目が精神的な影響です。
身体的な影響
1点目の身体的な影響に関してですが、前半に比べ後半の方が身体的疲労が溜まり、変な力みや下半身のブレからくるフォームの崩れが原因と言われています。
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精神的な影響
2点目の精神的な影響はプレッシャーや集中切れ等の原因が挙げられます。ゴルフはメンタルスポーツとも呼ばれており、少しのメンタルのブレが大きなズレとして出てきます。例えば、前半調子が良く後半ベストスコアを意気込んでしまったり、難しいショットを決めほかのプレイヤーに褒められたいなど、欲や願望が大きく影響してしまうのです。では、具体的にどのように対応すればよいのでしょうか。
身体的な影響に対しての対応
1点目の身体的な影響に対しては、身体的な影響からくるスライス、フック、シャンク、引っ掛けと出やすいミスがあるのでその原因と対策を詳しくお伝えしていきます。
スライスの原因と対策
まず、スライスが起こる一番多い原因は疲れにより、前傾姿勢が深くなることでスイング中にフェースが開いたり、切り返しのタイミングが早くなることでスライスしてしまいます。スライスの為の対策としてはアドレスで前傾姿勢になりすぎないように背筋を伸ばし、頭を上げるように意識しましょう。
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フックの原因と対策
続いてフックに関してですが、疲れによって身体の回転ではなく腕だけでスイングしてしまうとフェースが返りやすくなりフックが起こりやすくなります。また、ダウンスイングする際に左足に重心を乗せることが出来なくなり右足重心になることも腕が返ってしまいフックする理由になります。後半でフックを減らすためにはスライスの対策と同じくアドレスで頭を上げ背筋を伸ばします。そしてバックスイング、フォローともに肩を回すように意識し、フォロースイングで方の回転が止まらないようにすることが大切になります。
シャンクの原因と対策
シャンクに関してですが、一度発生すると頻発しやすい症状ですが身体的な疲れから身体が前のめりになり、スイングする際アドレス時よりクラブが前に出ることでシャンクしやすくなります。一度シャンクすると、再発を恐れるあまりスイングする際に身体がボールに対して突っ込むことで通常の重心より身体が前のめりになりシャンクするという結果になります。対応としては再発を恐れず、アドレスで前傾姿勢が深くなりすぎないように心掛けましょう。そしてボールとも一定の距離を取り、スイング時は左の脇を締めダウンスイングで手が浮かないようにしましょう。
引っ掛けの原因と対策
最後に引っ掛けに関してですが、『スライス』と紙一重で起こります。スライスが起こる原因に加えインパクト時にフェースが閉じることで起こります。アドレスの前傾が浅くなり、肩の回転が浅くなることでダウンスイングがアウトから降りフェースが閉じやすくなります。もしくは、肩の回転がしっかりしていても疲れによって切り返しのタイミングが早くなることも引っ掛けの理由です。対応としてはアドレスの際に背筋をしっかり伸ばし、バックスイングで胸を後方に向けるような意識で肩をしっかりと回転させることがポイントとなります。
精神的な影響に対しての対応
では最後に2点目の精神的な影響に対しての対応方法についてお伝えいたします。精神的な影響を減らす方法としては普段からのメンタルトレーニングや、練習時のイメージトレーニングなどが挙げられますが、今回はその場で出来るものと普段から行うと良いメンタルトレーニングに関してお伝えいたします。
まず、その場で出来るものとしてですが、その前のプレーが良かろうが悪かろうがそれを引きずらないということです。前述したとおり、ゴルフはメンタルスポーツとも呼ばれ少しのメンタルの変化で大きなずれを生みます。その為、常に普段通りの意識で普段通りの流れでプレーをすることが大切なのです。
良いプレーを引きずると次もいいプレーをするぞと意気込んでしまったり、思ったようなプレーが出来なかったら、次こそはと思ったり、また次もうまくいかなかったらどうしようと考えてしまったりと、この思考こそがバッドプレイになる原因となります。常に『今ここ』に集中し、プレーをしましょう。
普段からのルーティンがあるというプレイヤーは必ずそのルーティンを行ってからショットを行うことを徹底しましょう。もし、ルーティンが長くスロープレイが気になるプレイヤーに関してはルーティンを崩さないよう、そこ以外での短縮プレーを心掛けましょう。
また、疲れによる集中力切れに関しても、その場その場でメリハリをつけることが大切になります。そもそも集中力はいつまでも続くものではないということを理解しオンオフの切り替えをしておくことが大切です。日本で初めて年間獲得賞金額1億円を突破した中嶋常幸プロは『手袋をスイッチ』にして集中のオン・オフを切り替えており、集中の切り替えがなかなかできていないというプレイヤーは是非参考にされてください。
そして、普段から疲れた時のプレーのイメージや、思ったようなショットが出来なかった場合、その後どうリカバリーをするか意識しながら練習することが大切になります。
まとめ
ゴルフは一朝一夕で出来ることではありません。普段からの練習を継続しながら、少しづつ上達していくことを理解し、ミスをしっかりと切り替えて今自分で出来ることをやることで必ずいい結果につながります。今回の記事が少しでも皆様のお力になれれば嬉しく思います。
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腰痛を機に動画編集やライティングの仕事をしているフリーランサーのしゃこです。 趣味はゴルフとバスケットボールです!